インターナショナルウール・ウィーク2013

ウールが街を駆け巡る

意識

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2010年にスタートし、4年目を迎えたウール・ウィーク。世界中でさまざまなイベントやエキシビションなどが開催され、かつてない盛り上がりを見せている。

ウール、ウール、ウール

一流デザイナー、小売店、セレブリティ、王室、そしてたくさんの羊たちを巻き込み、世界各地で毎年盛大に行われるウール・ウィーク。もともとは2010年イギリスのチャールズ皇太子が提唱し、公式パトロンを務めるキャンペーン「キャンペーン・フォー・ウール」の一環としてスタートしたものだ。日本を含む世界各地の何十万という人々に、環境に優しい天然繊維・ウールをより身近に感じてもらおうという意図がある。

 

盛大なキックオフイベントは、ファッションの中心地・ミラノにて開催。大手百貨店ラ・リナシェンテ前に40メートルにも渡り芝生を敷きつめ、羊を放してオーストラリアの牧草地を再現した。またすぐ近くのガレリア・デル・コルソにてファッションショーも行われている。

 

イギリス、ドイツでは、前年も好評を博した“ウール・スクール”が開講のベルを鳴らした。ファッションスクールに通う学生—前途有望な未来のデザイナーたちからウールニットのデザインを募集するこのコンペティションでは、Topman(トップマン)、Barbour(バブアー)、Marks & Spencer(マークス&スペンサー)大手小売店やブランドがそれぞれ優秀作品を選び店頭で販売を行うことになっている。

 

さらにドイツではメリノ・ウールについて深く学ぶための国内ツアーを敢行。参加者を連れハンブルグ、ボーデルスハウゼン、ベルリンの主要小売店を訪れた。

 

オランダの目玉はアートデザイン。ウール・ウィークのスペシャル・エキシビションのために、ファッションそしてプロダクトデザイナー35人がオリジナル作品を提供。またフォトグラファー10人による写真展示では、ウールの世界を独自の視点で表現した。対話型の新しい試みとして、観衆が刺しゅうプロジェクトに参加できる“ミュージアム・ナイト”も開催。

 

ここ日本では“ツイードラン東京”を実施。ツイードに身を包んでサイクリングするこのイベントには、イギリスの新進気鋭デザイナーであるクリストファー・レイバーン、著名ブロガーのスージ・バブルことスージー・ロウ、トミー・トンが来日し参加している。名古屋、神戸でも同様のイベントが開催された。

 

中国、韓国、ベルギー、スペイン、ニュージーランド……。世界の至るところでウール・ウィークのキャンペーンイベントが催され、数多くのデザイナーや小売店とウールのコラボレーションが実現。ウールの素晴らしさ、奥深さを広くアピールした。

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